〜日記〜 育児アプリの完成を諦めた話
育児アプリを Swift/iOS で個人で開発していましたが、未完のままお蔵入りすることにしました。リリースできなかった…無念。成仏させるためにその話を書きます。
作ったところまでのスクショ:
作ったところまでの動画:
※アプリ内でこちらの画像を使用しています:エンジニアを褒めるネコのLINEスタンプを作った話。|こばかな|note
コードはこちら: https://github.com/hhyyg/CareButtons/tree/master/CareButtons/CareButtons
構成
- Swift / iOS
- Firebase
- Firestore
- Cloud Functions
- Dynamic Links
なぜ作ろうとしたか
- Swift / iOS を学びたかった
- モチベ維持のため、テーマとしては自分の生活に役に立つものを作りたかった
- 既存の育児アプリに納得できなかった 夫婦で共有できる育児記録アプリ - ぴよログ
- 操作が一部不便だった
- IFTTT のようなイベントトリガーの仕組み・声による操作を、エンジニア以外の世界に普及したかった
(既存アプリの「ぴよログ」に納得できなかった、と書いていますが、これ系のアプリでは一番使いやすく、今も常用しているくらい良いアプリです。最近追加されたPDF出力機能が良かったです。)
なぜ途中でやめたか
「最低限動くものまで仕上げてリリースするボーダーライン」の設定を高くしすぎた
最低限の実装に「異なるアカウント間のデータ共有」を含めてしまったのが間違いでした。「共有リクエスト・承認・権限の設定」の実装のため、FirestoreだけでなくCloud Functions・Dynamic Linksを導入することになり、確保できる時間に対して難易度が上がりました。
個人情報の保有が辛い
写真は扱わなかったものの、個人データをWebサービスとして保持するのは、想像以上に辛く気が進みませんでした。GDPRもあります。ローカルだけに保存すればいいのですが、「アカウント間共有」を目的としていたのでやめました。
さいごに
ということで諦めました。育児系の開発は、"リリースできなかった" という話もよく耳にし、それを聞くたびに「絶対リリースまでいくぞー」と思っていましたが、私も同じ道を辿ることになりました。完全にゴール設定間違えた…。が、この経験のおかげで、次のUnityのアプリはリリースできたのかもしれないと慰めます。